スキー歴7年目、トータル滑走日数200日以上の僕が解説するよ。
スキー初心者さんの中には、
「スキーリフトの乗り方がわからない。。」
「リフトは高くて怖い。。」
「リフトで失敗しないように乗り方や降り方のコツを教えて欲しい!」
「リフトに乗るときに転んだらどうしよう。。」
このような悩みをお持ちの人もいらっしゃるのではないでしょうか。
僕も初心者のころは、リフトに乗るときに転んで周りに迷惑をかけてしまった経験が何回かあるよ。。
でもコツを掴んだら、リフトの乗り降りは怖くなくなったんだ!
リフトに乗車するときは、乗車位置の線を確認し、前の人がリフトに乗車したタイミングで移動、その後、ストックを上げながらタイミングを見てリフトに腰掛けましょう。
リフトから降車するときは、スキー板を平行に揃えて、ストックを上げ、ブレーキすることなく前進します。
また、万が一リフトの乗り降りで転倒したら、リフトの進路から避けるように端に移動しましょう。
当記事ではスキー歴7年目の筆者が、スキーリフトの乗り降りのコツを詳しく解説しています。
この記事を読めば、スキーリフトでの移動がスムーズにできるようになり、リフトからの景色を楽めます。
スキー場での主な移動手段はリフトとゴンドラ
スキー場での主な移動手段としては、スキーリフトとゴンドラがあります。
スキー場に着いたらまずゴンドラで標高の高いエリアまで移動し、その後はリフトで少しずつ上に上がることが多いよ!
スキーリフトは比較的短距離を移動するのに利用し、乗車人数は1~4人と少人数。
ゴンドラは長距離を高速移動し、乗車人数は4人以上と多めであり、箱型に覆われています。
各移動手段の特徴は次の通り。
スキーリフト | ゴンドラ | |
---|---|---|
乗車人数 | 4人以下(2人が多い) | 4人以上 |
移動キョリ | 短い | 長い |
移動スピード | 遅い | 速い |
スキー板の持ち方 | 板を履く or 手持ち | ゴンドラ外壁に設置 or 手持ち |
ゴンドラは板をゴンドラ内に持ち込むことが多いです。
対して、リフトは板を履きながら乗車するので、初めは乗るのに失敗することがあります。
リフトの乗り方のコツ5選
「リフトで乗るときに失敗しないか不安。。」
このようにお悩みの人もいらっしゃるでしょう。
僕も初めはリフトに乗るのが怖かったけど、スキーを始めて5日目くらいにコツを掴めて乗るのに苦労しなくなったよ!
どうしてもスキー板を履いてリフトに乗るのが難しい場合は、板を手に持ってリフトに乗ってもいいよ!
でも板は重いから、できるなら足に履いて乗れるといいね!
コツ① 乗車位置を確認
スキーリフトに乗車する付近には、乗車位置を示す線が地面に引かれています。
自分の乗車順が近づいたら、乗車位置の線を目視で確認しましょう。
乗車位置付近でリフトが減速するため、乗車位置からずれているとリフトが速くて乗りづらいです。
ちゃん
地面に雪が積もっていたら乗車の線が見えないんじゃない??
リフト乗り場係の人が雪かきをしてくれるので、乗車線は見えるよ!
コツ② 前の人の乗車を確認後、素早く移動
前の人がリフト乗車に成功したタイミングで、すぐに乗車位置へ移動します。
リフトの移動速度が速い場合があるので、余裕を持って早めに乗車位置へ動くのが大切。
具体的に、下図のように乗車位置の線上に自分の体が来るように意識しましょう。
リフトの乗車位置まではストックで漕いで移動するのがおすすめ。
漕ぐときは板を平行に揃えて、両方のストックで同時に雪を押そう!
早めにリフト乗車位置へ移動すれば、乗り遅れることを防げ、乗車前に転ぶことが減ります。
コツ③ 隣の人が座れるスペースを空ける
複数人でリフトに乗車する際は、隣の人が座るスペースを空けましょう。
理由は、リフトの横幅は狭いので詰めないと全員座れないため。
具体的に、乗車位置に移動するタイミングで奥に詰めることが大切です。
お互いに場所の取り合いになるのは良くないよ!思いやり大事!
コツ④ リフトに乗るときストックを上げる
リフトに座る瞬間は、ストックが地面に接触しないように腕を上げておきましょう。
なぜなら、ストックが地面と接触していると、ストックが地面や板と絡まって転倒の原因になるため。
ちゃん
リュックを持っている場合は背負ったままでいいの??
リュックは必ず前に背負ってリフトに乗車してね!!
リュックを背中に背負っていると座れないよ。。
コツ⑤ リフトが来るタイミングに合わせて座る
乗車位置まで来たら、後方から来るリフトを目視で確認しながら、タイミングを合わせてベンチに腰掛けるのが大事。
座るタイミングが速いと、リフトに深く腰掛けられずに落ちる危険があります。
また、座るタイミングが遅いと、リフトのベンチが自分の足に当たって痛いです。
リフトによっては移動速度が速いことがあるので注意。
タイミングよくリフトに腰掛ければ、安全に足を痛めることなく上に移動できます。
リフトに乗るのに失敗したときの対処法
「リフトに乗る際に転んでしまったらどうしよう。。」
「乗れなかったときの対処法はあるの?」
このようにお悩みの人もいらっしゃるのではないでしょうか。
僕は初心者のころ、リフトの乗車位置に移動するときに転んでしまい、リフトが止まってしまった経験があるよ。。
リフトの乗車に失敗したときに備えて、対処法を知っておこう。
【乗車で転倒した場合】リフト横にずれる
転倒してしまった場合は、リフトの移動進路に入らないように横にずれましょう。
なぜなら、横に避けないと移動してきたリフトに衝突し、怪我の原因になるため。
転んでしまったら立ち上がる前に地面を這いつくばって端に移動しよう。
スキー場の係の人がリフトを停止してくれるよ。
転んだときリフト横に素早く移動すれば、リフト停止時間を短縮でき、すぐに乗車再開できます。
【物を落とした場合】リフトから降りずに、後から回収
リフト上から物を落とした場合、後から回収すれば良いので、リフトから決して降りてはいけません。
理由は、例えリフトから地面までが低くても、リフトから落下すると怪我につながるため。
もしリフトから物を落としたら、近くのリフト柱の番号を覚えておこう。
後で物を回収するときの目印になるよ!
グローブやスマホを落とすことが多いので、グローブは手にはめて外さないようにし、スマホもポケットに入れて出さないようにしましょう。
リフトの降り方のコツ4選
「リフトから降りたけどその後に転倒してしまう。。」
「リフトから降りるタイミングがわからない。。」
このようにお悩みの人もいらっしゃるでしょう。
僕もリフトから降りるとき、板が絡まって転んでしまった経験あり。。
でも今では無意識でもうまくリフトから降りれるようになったので、降りるときのコツを教えるよ!
コツ① 降車位置を確認
リフトから降りるとき、地面にある降車位置の線を確認しましょう。
降車位置より手前で降りると、ベンチが高いので着地のときに転倒する危険があります。
また、降車位置を過ぎると、リフトから降り損ねる可能性も。。
具体的にはリフト降車が近づいたタイミングで、地面に降車位置線がないかチェック!
降車位置線で降りれば、リフトから降りるときに転ぶことは少なくなります。
コツ② スキー板を平行に揃える
リフトから降りるときはスキー板を平行に揃えましょう。
なぜならスキー板を平行に揃えればリフト降車後に転ばず直進できるため。
スキー板が平行でないと転倒する可能性あり。
スキー板の状態 | 進んだときに生じる現象 |
---|---|
並行(||) | 進みたい方向に板が直進 |
ハの字(/\) | 右の板は左に、左の板は右に進み、板が交差して転倒 |
逆ハの字(\/) | 右の板は右に、左の板は左に進み、板が体から離れていき転倒 |
繰り返しになりますが、リフトから降りるときに板を平行にしながら立ち上がれば、真っ直ぐ綺麗に降りれます。
コツ③ リフトから降りるときストックを地面につかない
リフトから降りるときはストックが地面につかないように上げておきましょう。
理由は乗るときと同様、ストックを地面につくと、ストックがスキー板やリフトに絡まって転ぶ可能性があるため。
リフトから降りる場所に近づいたら、ストックの先を下ではなく前に向けよう!
また、ストックを前方に軽く上げておけば、隣の人の降車の邪魔になりません。
コツ④ リフトから降りたあと、ブレーキを掛けずに前進
リフトから降りたあとは、ブレーキを掛けずに直進しましょう。
その理由は、リフト降り場でブレーキして停止すると、後続リフトに乗っている人が降りるスペースがなくなることで衝突する危険があるため。
リフトから降りてから、ハの字でブレーキ掛けたい気持ちはわかるけどダメ!
リフト降り場から5mくらいは前に進もう!
繰り返しになりますが、リフト降車後に減速せず直進すれば、後ろから降りてくる人の邪魔になりません。
リフトから降りるのに失敗したときの対処法
「リフトから降りる転ばないか不安。。」
「リフトから降り損ねたらどうしよう。。」
このようにお悩みの人もいらっしゃるでしょう。
僕はスキーを始めて間もない頃、リフトから降りた直後に転んでリフトを止めてしまったことがあるよ。
リフトから降りるのに失敗したときに備えて、対処法を知っておこう!
【転倒した場合】リフト横にずれる
リフトから降りるときに転倒したら、リフト乗車で転んだときと同様に、リフトの進路に入らないように端に避けましょう。
理由は1つ、転んだときにその場で座り込むと、もしリフトが停止しなかった場合リフトと衝突するため。
もし転んでしまっても、リフト係の人がリフトを止めた後、手助けしてもらえるはず。。
慌てずに立ち上がって端によけよう!
リフトから降りるときに転んでも、リフトの進路からずれて横に移動することで、すぐにリフト再開できます。
【リフトから降りられなかった場合】リフトに乗り続ける
リフトから降りるタイミングを見失って降り損ねた場合、リフトから無闇に降りようとせず乗り続けましょう。
なぜなら、リフトから無理やり降りようとすると怪我するため。
怪我するよりは、リフトに乗り続けて下まで下った方が良いです。
リフトに乗っているときの怖さを軽減する方法3つ
リフトに乗っているとき、
「思った以上にリフトの高さが高くて怖い。。」
「リフトに慣れて怖さを和らげるコツはあるの?」
このようにお悩みの人も多くいらっしゃるでしょう。
僕も初めてリフトに乗ったときは、高いし揺れるので落ちないか心配だった。
でも今ではリフトに慣れてスキー場の景色を楽しめるようになったよ!
本章では筆者の経験に基づき、リフトに乗っているときの怖さを軽減する方法を紹介します。
遠くを見る
リフトの乗っているときは下ではなく前方の遠くを見ましょう。
なぜなら、地面を見ると思いの外高さが高くて恐怖を感じるため。
慣れてきたら下で滑っている人を見るのも面白いけど、怖いなら見なくてヨシ!
遠くを見れば高さが気にならないうえ、スキー場の雪景色を楽しめます。
安全バーを下ろす
リフトに乗車したら必ず安全バーを下ろしましょう。
理由は、大人の場合安全バーがあれば物理的にリフトから落下することはないため。
ただし、お子さんは安全バーを下ろしてもすき間から落ちる可能性があるのでリフトで暴れないように気を配りましょう。
リフトに乗ったらすぐに頭上から安全バーを下ろそう!
リュックなどの荷物を前に背負っていると安全バーが下ろせないので、スキー中は荷物をロッカーに預けてね。
安全バーを下ろせば安心感があるのでリフトが怖くなくなります。
リフトを揺らさない
リフトを揺らさないリフトに乗っているときは、リフトを揺らさないようにしましょう。
その理由は、リフトを揺らすと自分以外のリフトにも揺れが伝わり落下の危険があるため。
リフトのベンチに深く腰掛けて、体を揺らさないでね!
繰り返しになりますが、リフトを揺らさなければ恐怖を感じにくいです。
スキーリフトに関するよくある質問5つ
続いてリフトに関するよくある質問とその回答をまとめております。
本章を読めばリフトについての疑問が解消され安心してリフトに乗れるでしょう。
質問① リフトは何人乗り?
スキーリフトは主に2~4人乗りが多いです。
スキー場が混雑しているときは他人と相乗りします。
リフトに並ぶとき、シングルレーンがあるスキー場もあるよ。
1人でスキーに行ったときはシングルレーンを活用しよう。
質問② リフトの安全バーは下ろす必要ある?
リフトの安全バーは必ず下ろしましょう。
安全バーを下ろすことで、リフトから落下する可能性が大きく減ります。
相乗りしているときは、隣の人に一声かけて安全バーを下ろそうね!
質問③ リフトから落ちないための注意点は?
以上の注意点を守ればリフトから落ちる可能性が減り、安心してリフトに乗れます。
質問④ リフト乗車中にリフトが停止したときはどうする?
リフトが停止したときはその場で待機して再開を待ちましょう。
リフトが停止する原因としては、「強風」や「乗車時や降車時に転ぶ」ことなどが挙げられます。
僕の経験だと1日スキーをすると1回くらいはリフトが止まるよ。
慌てず待っていると1分程度でリフト再開することが多いね。
質問⑤ 高所恐怖症でもリフトに乗れる?
人によります。
ただし、リフトに乗っているときの怖さを軽減する方法3つを試せば、多くの人はリフトに乗れるでしょう。
まとめ
当記事では、スキーリフトの乗降のコツや失敗時の対処法、リフト上での怖さを薄める方法などを解説いたしました。
- リフト・・短距離を移動。乗車人数は1~4人。板を履きながら乗車する。
- ゴンドラ・・長距離を高速で移動。乗車人数は4人以上。
当記事を読めばスキー初心者さんはリフトでの移動を転ぶことなくスムーズ行えます。
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