スキー歴7年目、トータル滑走日数200日以上の僕が解説します。
初めてスキーに行く際、次の疑問を持たれる方はいらっしゃるのではないでしょうか。
「初心者でもいきなりスキーできるの?スキースクールは入ったほうがいい??」
「1日でスキーを滑れるようになりたい!!」
「スキーのブレーキとターンが難しいので、コツが知りたい・・」
スキー歴7年目の筆者も、初めはブレーキさえ難しく、沢山転倒していましたが、「とにかく早く上達したい」と試行錯誤した結果、今では自分の思った通りにスキーを滑ることができます。
当記事は、初めてスキーに行った初日のうちに、ゲレンデを降りれるまでの手順(STEP1~3)と、スキー3日目でターンを自在にできる手順(STEP4~6)を詳しく解説しています。
初めてスキーに行く際は、スキー経験者に教えてもらうか、スキースクールに入るのがおすすめ。
慣れてきたら、とにかく沢山滑ることが大事です。
スキーの転び方や起き上がり方、リフトの乗り降り、板を履きながらの移動、ブレーキのかけ方、ターンの仕方を、順番に学びましょう。
当記事を確認すれば、スキー上達の道筋がイメージでき、たった3日で自由自在に滑れるようになるため、スキーが一段と楽しくなります。
「お金を節約したいから、とにかく安くスキーに行きたい。。」とお考えの方は、「スキーに一番安く行く方法とは?格安でスキーを楽しむコツを徹底解説」をご参考ください。
「稼ぎながら、スキーが上手くなりたい。。」とお考えの方は、リゾートバイトがおすすめ。
「リゾートバイト派遣会社おすすめランキング」も合わせてご参考ください。
スキー初心者はいきなり滑れません!
初めてスキーに行く際、次の疑問を持たれる方もいらっしゃるでしょう。
「最初からいきなりスキーで斜面を下れるかなあ。。」
「経験者の友だちと滑りに行くけど、いきなり経験者を追いながら滑れるかなあ??」
僕は初めてスキーに行ったとき、「やってみればなんとかなるっしょ!」と楽観的に思ってたんだけど・・・
しかし、結論としてスキー初心者はいきなり一発目から、ゲレンデを滑り降りることはできません。
なぜなら、スキー板を履いたり、リフトに乗ったり、板を履きながら移動したりと、普段経験したことのない慣れない行為が多いためです。
それでも、段階的にスキーのコツを掴めば、初心者でも1日あればゲレンデを滑り降りることが可能!
初めてスキーに行く前に、当記事を確認しておけば、スキー上達の道筋がイメージでき、より短期間でスキーが上手くなるでしょう。
スキースクールは必要??場合によっては利用した方が安心!!
初めてスキーに行くとき、次の悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「初めてのスキーでは絶対にスキースクールが必要なの??」
「スキースクールはお金がかかるから、スキースクールなしで上手くならないのだろうか。。」
私も最初、スキースクールに入るべきか悩みましたが、周りの経験者に教えてもらったことにより、スキースクールなしで上達することができました。
しかし、場合によってはスキースクールを利用した方が良いため、スキースクールが必要か否かを場合分けして解説いたします。
【経験者とスキーに行く場合】スキースクールは不要
自分よりスキーに慣れている方と一緒に滑る場合は、スキースクールなしでも大丈夫。
なぜなら、経験者が近くにいれば、転倒した際や、わからないことが発生した際などに助けてもらえるし、滑り方のアドバイスももらえるからです。
スキースクールでは、コーチの話を聞く時間や他の生徒の練習時間が存在するため、自分のペースで滑ることはできません。
そのため、経験者に見守ってもらえる環境であれば、自分のペースでどんどん滑ることができておすすめ。
スキーを始めて間もない頃は、「習うより慣れろ!」の言葉の通り、とにかく滑ることで上手くなるよ!
ちゃん
よ〜し!自分のペースで、がんがん滑るぞ!転んだら助けてね。。
ただし、あくまでスキー経験者が教えてくれるという前提であるため、一緒に行く人にお願いしてみましょう。
午前中はスクールに入って、午後は経験者に教えてもらっても良いかもしれません。
【未経験者だけでスキーに行く場合】スキースクールは必須
スキー未経験者同士でスキーに行く際は、スキースクールが必須。
なぜなら、スキーを滑る上での注意点を教えてくれる人がおらず、危険な行為をしてしまう可能性があるため。
いざという時に、助けてくれる人が近くにいることが大事です。
スキー場での危険な行為は次の通り。
これらの怪我につながる行動はしないように意識しましょう。
初めてのスキーでは、スキーの履き方や歩き方、リフトの乗り降りなどを、コーチに教えてもらった方が効率的かつ安全。
そのため、スキースクールを上手く利用すれば、安心してスキーを楽しむことができます。
スキー初心者でも1日で滑れる!スキー上達の6STEP!
初めてスキーに行く初心者さんは、次の願望をお持ちではないでしょうか。
「なるべく短時間でスキーが上手くなりたい!!」
「1日のうちに自分だけで滑れるようになりたい!」
「カッコよくターンしたい。。」
僕も初めの頃は、「とにかく早くスキーが上手くなりたい」という思いから、試行錯誤しまくったよ。
その結果、今では急なゲレンデ斜面でも自由に滑ることができるようになりました。
これらの体験を元に、スキーの具体的な上達STEPを詳しく解説します。
初めてスキーする方は、以下で紹介する、上達STEP1~3のコツを参考にすることで、スキー初日のうちに、ハの字ブレーキをしながらゲレンデを下ることができます。
さらに、STEP4~6のスキーターンをマスターすれば、転倒することがほとんどなくなり、スキーが加速度的に楽しくなるでしょう。
STEP0:「スキーに行く前の準備」を終わらせよう
スキーに行く前に、以下の3つを準備しましょう。
スキーに行く際は、スキーウェアやヘルメット(ニット帽)、手袋など、スキーならではの持ち物があるため、あらかじめ準備しておきましょう。
持ち物の詳細は、「【これで十分】スキーの持ち物リスト」で解説しております。
また、スキー場に行くまでの車の手配や、高速バスをご利用の場合は、集合場所や集合時間を事前に確認することが必要。
雪道運転が不安な方は、「スキー場への移動の注意点」も合わせてご確認ください。
ちゃん
今度、日帰りでスキーに行くけど、いくら持っていけばいい??
あくまで目安だけど、日帰りスキーは1万5千円くらいかかるよ!
ちなみに、1泊2日のスキーツアーは3万~4万ほど。
現金のみしか使えないスキー場も存在するので、余分に現金を持っておくことがおすすめ。
スキーにかかる費用は、「スキーに行く前の3つの準備」でさらに詳しく解説しています。
STEP1:転び方と起き上がり方を知ろう
スキーを最初に始めた日は、次のように辛く感じてしまう方も多いです。
「たくさん転倒して体が痛い。。」
「なかなか起き上がれずに泣きそう。。」
僕はスキーで転倒して、怪我してしまったことがあるよ。。
でも、これから紹介するコツを意識したら、転んでも痛く感じることが減って、起き上がるのも楽になったよ!
この体験に基づき、転倒する時と起き上がる時の注意点やコツについて、解説いたします。
まずは、転倒する時の注意点を確認してみましょう。
転倒の際、なるべく大きな面積(体全体)で着地することで、衝撃を和らげることが可能。
また、転倒後にゲレンデの端に移動することで、上から滑走してくる人の邪魔になりません。
さらに、ヘルメットを装着することで、万が一ぶつかった場合でも、大きな怪我を防ぐことができます。
続いて、起き上がるときのコツは次の通り。
スキー板を並行にそろえることで、両足に均等に力が入り、立ちやすくなります。
また、斜面に対して直角に板を向けることで、起き上がる時に板が動きづらくなり、バランスを取りやすいです。
さらに、お尻を板に近づけることで、体の真下に足が位置するため、容易に起き上がることが可能。
ちゃん
その場で座ってから、実際立ち上がる練習を3回くらいやってみるよ!!
いいね!
起き上がるとき、ストックを地面につくのがおすすめ。
さらに詳細については、「【もう怖くない!】スキーの転び方と起き上がり方」で詳しく解説しています。
STEP2:スキー板での移動の仕方を学ぼう
スキー初日は、平らな場所での移動について次のように悩むことが多いです。
「リフトに乗るまで移動するだけなのに、スキー板を履いたままだと移動が難しい。。」
「板を履きながらの移動は疲れるので、結局板を脱いだ方がマシ。。」
僕も、初めの頃は板を履いての移動が苦手で、周りの人を待たせてしまったことがあるよ・・
でも、今では自由にスケーティングでき、移動に困らなくなったよ。
スキー初心者さんは、①板を履きながら歩く、②ストックで押して板を滑らせる、のいずれかで移動するのがおすすめ。
スキー初心者さんにとっては、小股でちょこちょこ歩きながら進むのが、一番楽。
わずかな下り斜面では、両ストックで漕いで、板を進ませるのが有効。
①②の移動方法を一回ずつ試してみて、より楽な方法で移動すれば良いです。
「移動を練習してみたけど大変」と感じる方は、板を脱いで移動してもかまいません。
次のSTEP3に進んでしまいましょう。
STEP3:リフトの乗り方と降り方のコツを理解しよう
初めてリフトに乗る際は、以下のように悩む方もいらっしゃるでしょう。
「うまくリフトに乗れるか不安。。」
「リフトが思った以上に高くて怖い。。」
僕も初めてリフトに乗った時、「え?こわあ!」って思った笑。
また、リフトから降りるとき、転んでリフトを止めてしまったことがあるよ泣
リフト乗車や降車の際は、下記のコツを意識することで、リフトに上手く乗れるようになるでしょう。
リフトに乗車するときのコツは次の通り。
初心者の方は、移動が遅いので、とにかく早めに動くことを意識しましょう。
リフトに腰掛ける際は、ストックが板やリフトに絡まって転倒しないように、地面から離して上に挙げておくことを推奨。
続いて、リフトから降車するときのコツは次の通り。
リフト降車時は、実際自分の目で見て、スキー板を並行にそろえるのがポイント。
これにより、スキー板が交錯することなく直進できるため、転倒しにくいです。
また、乗車時と同様、ストックは地面につかないようにしましょう。
リフトの乗り降りに失敗したときの対処法や、怖さを軽減する方法については、「スキーリフトの乗り方・降り方、怖く感じない方法」で、詳しく解説しています。
STEP4:ハの字ブレーキを覚えよう
いざリフトから降りていきなり滑ろうとする場合、次の状態になること多いです。
「ブレーキのかけ方が難しく転んでしまう。。」
「思った以上にどんどんスピードが上がって怖い。。」
そのため、まずはブレーキの基本の型であるハの字ブレーキを覚えましょう。
僕も初めの頃、ブレーキが上手くかけれず、スピードをコントロールできなかったんだ。。
でも、これから紹介するコツを意識したら、一気にハの字ブレーキができるようになり、転ぶ回数が激減したよ!
ハの字ブレーキのコツは次の通り。
ハの字ブレーキをかけるときは、少しガニ股でハの字の形を維持しながら、足裏の内側部分だけで立つイメージをすると、エッジが立ちやすいです。
「エッジが立つってどういうこと?」と思った方は、「ボーゲン(ハの字)とパラレルによるスキーの止まり方のコツ」で詳しく解説していますので、ご参考ください。
また、棒立ちではなく、足を少し曲げ、お尻を後方に突き出す姿勢を作りましょう。
少し高さが高めの空気イスをするイメージを持つと、ブレーキしやすいよ!
さらに、手を思いっきり前に出しておくことで、前傾姿勢を維持でき、スキー板をコントロールしやすくなります。
スキーでは、板だけ進んでしまい、体が置いていかれる現象がしばしば発生。このような後傾姿勢は転倒の原因になるので注意しましょう。
ここで、怪我を予防するために、ブレーキをかけて止まる際の注意点を確認しておきましょう。
「やばい、止まれなさそう泣」と思ったら、すぐに自ら転ぶことで、スピードが出すぎるのを防ぎましょう。
この際、上記で説明した「転倒するときの注意点」を意識すると良いです。
また、初めの頃は、自分が思ったよりも早めにブレーキをかけるのがおすすめ。
ハの字ブレーキで停止するときは、前方に人がいないか必ず確認しましょう。
ちゃん
初めの頃は、上手く止まれる自信がないなあ。
自分の前に人やモノがある場合、止まれないと怪我につながってしまう。。
以上、ハの字ブレーキのコツや注意点をご紹介しました。
これらを一つずつ意識することで、自分の思った通りに止まれるようになり、初級コースを楽しみながら滑れるでしょう。
STEP5:ハの字ターンをマスターしよう
ハの字ブレーキができるようになった後、次のような壁にぶつかる人は多いでしょう。
「行きたい方向に方向転換できない。。」
「どうすれば曲がるかわからない。。」
僕も、ハの字ブレーキまではできても、カーブが上手くできない時期があって、曲がろうとしてたくさん転んだなあ。。
でも、これから紹介する内容を意識したら、スキーを初めて3日目くらいで一気にターンのコツを掴んで、自由自在に曲がれるようになったよ。
ハの字ブレーキでスピードが制御できるようになった人は、ハの字ターンに挑戦してみましょう。
ハの字ターンのコツは次の通り。
自分の顔を進行方向に向けて、進みたい方向を見るようにすれば、自然と胸や腰も連動して、ターンしやすい姿勢になります。
また、外足に荷重をかけることで、鋭角に曲がることが可能。
スキーでターンするときに描く円の外側の足のこと。
ターンして左に向きを変える時は右足に荷重をかけ、ターンして右に向きを変える時は左足に荷重をかけよう!!
さらに、ターンに入るタイミングで、外足側の手を外足の膝に近づけるイメージで、手を下げると外足荷重をかけやすくなります。
また、自分の体より前に手を出しておくことで、前傾姿勢が維持され、後傾になりづらいです。
前傾姿勢を保つことで、板操作しやすくターンが容易になります。さらに、手を体の前に広げて構えるようにすれば、バランスも取りやすく転倒しにくいです。
ハの字ターンのコツや練習方法の詳細は、「ハの字とパラレルでのスキーターンのコツと練習方法」で詳しく解説しています。
STEP6:パラレルターンをマスターしよう
続いて、足を揃えてターンするパラレルターンに挑戦しましょう。
ここからは中級レベルで、ハの字ターンと比べると、一気に難易度が上がります。
足をそろえて格好良く滑りたい人の中には、次の悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
「パラレルターンをやりたいが、足を上手く揃えることができない・・」
「いつまでもハの字ターンのままで、パラレルターンが難しい。。」
僕は、ハの字ターンは数日でできるようになったんだけど、パラレルターンはかなり苦戦して、マスターするのに50日程度もかかったよ。
でも、一度コツがつかめると、わずか1日のうちにみるみるパラレルターンができるようになったよ!
本章では、パラレルターンが上手くなるコツを詳しくご紹介いたします。
パラレルターンができない理由の90%以上は、外足に十分荷重をかけれていないこと。
「外足一本だけで滑る!」というようなイメージをして、外足に思いっきり荷重を乗せましょう。
パラレルターンの際、腰を横に曲げて、「くの字」の姿勢を作るのもおすすめ。
「くの字」姿勢を作る時は、上半身は外足側に残すことがポイント!
ちゃん
たしかに、上半身が内側に傾いてしまうと、「くの字」姿勢が作れないね!
また、ハの字ターンと同様、体が後傾になっていては、板操作がしにくいため、「体は前!前!」と意識しながら滑りましょう。
さらに、パラレルターンの効果的な練習方法は、「ハの字とパラレルでのスキーターンのコツと練習方法」で、詳しく解説しています。
まとめ
当記事では、スキー初心者に向けた、スキーの上達STEPについて、解説しました。
スキー初心者は、いきなり一発目から滑ることは困難。
当記事を確認することで、スキー初心者さんは、初日でゲレンデを滑り降りることができ、3日もすれば自在にターンできるようになります。
コメント